提言案1

災害土砂による「渚の復活」計画

姫川の7.11水害により340万立方メートルという膨大な土砂を処理する必要が発生いたしました。これら土砂の有効活用として既設人工リーフと防波堤の間にその土砂を利用し、緩傾斜の渚を復活させる案を提言します。合わせて、海水浴場として海岸を利用することを考えると駐車場やトイレ、シャワー所、更衣所、監視塔などが必要となります。この案の場合、メリットと課題は下記の通りです。

概念図1

メリット

  1. 初期投資が比較的低い
  2. 景観が自然の状態に最も近い
  3. 緩傾斜の海底による消波効果が大きい

課題

  1. 土砂投入による一時的な海の濁り
  2. 冬期高波への対策
  3. 海岸へのアクセス
  4. メンテナンスが必要
  5. 冬期間の観光

各課題に対する対応・情報

課題@

添付資料参照(建設省土木研究所を訪問して(添付資料3),災害土砂の粒度分析結果(添付資料4) )

課題A

第二人工リーフを既設リーフに腹付けし、天端までの水深を2.0m位まで浅くします(既設は4m)。人工リーフの消波効果は、天端までの水深により定まり、浅いほど消波効果は大きく、冬期高波に対応できるものとします。

課題B

防波堤付近の消波ブロックを土砂で埋めてしまうため、海岸へのアクセス路と護岸機能を併せ持つ緩傾斜護岸を敷設します。(渚リフレッシュ事業 添付資料9)

課題C

提言案2を参照

課題D

提言案3を参照

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